いよいよです。
ブランクもあがり、塗装工程に入って制作順調のマイティー・アロウ グランデとマイティー・エディー グランデ。
あとはパーツの研磨からメッキが仕上がれば、というところです。
すべてのパーツの手配等、制作に取りかかったのは7月頃。
琵琶湖の津波ジャンボリーでお披露目するために製品版のカラーを塗ったサンプルが出来上がったのはイベント数日前。
とにかくボディからパーツまですべてが特注。いろいろと苦労がありました。
先ず、ボディは2サイズを制作。自分で削ってみた。
縦横比を忠実に計算し、そのまま大きくなった形状。
その後、元木さんに修正を加えてもらって大きい方に決定。
そのボディに合わせて、元木さんが拡大したペラを設計デザイン。
これ、気付いている人がいたらかなり凄いと思うのだけれど、実はアロウプロップは形状を少し変えてある。
そのまま拡大した形状ではないのです。
そのまま拡大した場合、ペラを支える2軸の距離がかなり広くなるため、ヒートンの強度に不安がありました。
当然ぶつけちゃうと曲がりますが、ルアー重量があるために使用を重ねることで着水時の衝撃で曲がってくる恐れがあるのです。
そこで、太いヒートンの使用を検討するが、海外製でしかサイズがないため調べてみるとコストがかかりすぎる。特注にしても少量生産だと凄い金額になるし、ウエイトもかなり重くなっていいことがない。
ってことで、結局太いヒートンを諦めて通常サイズのステンヒートンを使うことにし、ペラの軸間を少し詰めた形状に変更することにした。
通常のステンヒートンでも強度的に大丈夫であろう(ぶつけたら当然曲がります)あたりを探る。
そこは、天才元木さん。
ぎりぎりまで縦を狭くした違和感のないデザインを設計。
初期サンプルでの2年間の実釣でもヒートン強度に全く問題はありませんでした。
プロペラ自体もアルマイトをしていない状態での実使用で勝手に曲がることはありませんでした。(しつこいですがぶつけたら曲がります)
言われないと気付かないでしょう?このペラデザイン。
そう、マイティアロウ感を全く損なっていないのです。
これ、自分的にはスーパーデザインだと思っています。
ま、自慢してますが設計したの元木さんです。(笑)
エディプロップの方はというと、ステンなので重量が心配でしたがバネ鋼を使うことでオリジナルより薄くすることが出来、問題なくクリア。
しかし、もう一つの問題が…
ボディサイズにあったフックがない。なんかいいのがすぐに思い当たらない。
ヴィキタンのフックを付けるしかないだろう。という提案で一旦落ち着いたが、どうもシャンクが短い形状とブラックっていうのがひっかかっていて、その後もいろいろネットで探してみる。
海外製のルアーに大きなWフックが付いているのを時々見つけるがどこのフックか分からない。
そして数日後、遂に見つけた。
マスタッド#7826の4/0。
そんなサイズあったんや…
なんだ、めちゃ普通に近いところにあったじゃないか。
ドンピシャにハマった。
カッコイイ!
非常に苦労の多いプラグでしたが、こうやって出来上がってくると、いや〜ほんとに凄いプラグです。
存在感は群を抜いていると思います。
まだご予約受付ておりますが、残りも僅かとなってきております。
ご検討中のお客様お急ぎくだされー
宜しくお願い致します。
12/30追記
WH-R 完売しました。
PF 残り1個
となりました。
宜しくお願い致します。